【第2回】マーチ「ベスト・フレンド」/松浦伸吾【勢い曲紹介】
こんにちは、営業と申します。
好きな吹奏楽の曲を半端な知識で好き勝手語る「勢い曲紹介」シリーズ、第2回です。
「以前の更新から1ヶ月経ちました」というメールが来てびっくり!時の流れははやいものだ。
なんかあまり今は乗り気じゃないのですが、今書かなかったらきっとまた1ヶ月は書かないだろうな、ということで筆を取りました。なので今回は軽めに。
さて、曲は松浦伸吾『マーチ「ベスト・フレンド」』!
この曲は2003年の課題曲として選ばれた曲で、いわゆる「課題曲マーチ」といわれるスタイルで書かれた作品です。
特に2005年以降のマーチ系課題曲ではほとんどが「課題曲マーチ」とよばれるスタイルをとっていて、2chなんかで「似たような曲ばかり」と叩かれしまうんですね。(課題曲である以上似た曲調になるのは仕方ない、という話も)
まあ、毎年似たような曲で面白くないというのは概ね同意ではありますが、でも、その全てを「どうせ課題曲マーチだろ」とバッサリ切り捨ててしまうのはもったいない!
そう思わせる曲の一つが、マーチ「ベスト・フレンド」です。この曲は課題曲マーチ界の中でもかなり完成度の高い(と勝手に思ってる)、青春にあふれた素敵な曲なのです!
2003年度課題曲(Ⅳ) マーチ「ベスト・フレンド」 - YouTube
曲はシンコペーションを含んだトランペットのファンファーレのようなメロディで始まります。この時点で、何か他の曲とはちがうぞ!理論的なことはわかりませんが、僕が独自に呼んでいる「青春和音」が使われているはずです。とても爽やかな響きではじまります。
第1マーチ。これがジャズっぽくていいんですわ。これまた理論的なことはわかりませんが後半、転調してふわっと浮かぶようなところがありまして、いつもそこでニヤリとしてしまいます。洒落てるなあ。
第2マーチ。まあここはありきたりというか平常運転。課題曲マーチ。
そして再現をはさみ、トリオへ。このメロディがまた青春満載でいいのなんのって。後半のシンコペーションが加わるところで感情を爆発させる感じ。キュンとします。
ブリッジを挟み、グランドマーチ。トリオの繰り返しですが、ここでまたおしゃれなことをするんです。さきほどいった後半のシンコペーションのところを、「強→弱→強」と3回繰り返して、そのまま終わるという構成になってるんですが、ここがなんといっても一番の青春ポイント!!「弱」のところで甘酸っぱさとかせつなさとか、キュンキュンする感じがあふれでるんです!!好き!
僕の中学は、課題曲は必ずマーチを選んでいたのですが、もしこれが僕が中3のころの課題曲だったら、この最後の部分で思わず涙ぐんでただろうなー、と妄想します。こんな課題曲がしたかった。
…というわけで、簡単にですが、マーチ「ベスト・フレンド」の紹介でした。「ベストフレンド」ってタイトルがいいよねまた。離れてもずっと親友だよ、みたいな、そんな感じがします。
なんとか2回続けられました。次は1週間後か、1ヶ月後かわかりませんが、必ず更新します。「課題曲マーチ特集」みたいなのもやってみたいな。
そんな感じでした。
それではまた次回に!